プログラミングスクールを選ぶ上で最も重要なポイントは、自分が就職・転職したい業界を目指すためのカリキュラムを提供しているスクールかどうかです。一口にプログラミングと言っても、開発するソフトウェアの用途によって必要な知識はガラリと変わります。例えばウェブ開発であればHTMLやCSSなどのウェブ上のプログラムと密接に関わるデータフォーマットについての知識であったり、ゲーム開発であればグラフィック処理に関するアルゴリズムやゲームジャンルについての知識、あるいは業務アプリであればコンピュータが得意でない人でも簡単に扱うことができるユーザインターフェイスの定石、などなど各業界を意識した内容の授業があるかどうかをチェックしましょう。また実際に仕事でプログラミングをすることになった時に直接触れることになる環境について学ぶことができるスクールかどうかももちろん大事です。
こちらも業界によって必要な知識はある程度絞り込むことができます。ウェブ開発であれば、Java、PHP、Python、JavaScriptなどのプログラミング言語を主に用いてLinux系のOS上で開発を行うことが多いでしょう。ゲーム開発の場合は、CやC++などの比較的低レベルな言語やUnityやUnrealEngineなどのゲームエンジンの知識が必須になってきます。業務アプリの開発では、OS標準の部品を使ったGUIアプリが作りやすいC#やVisualBasicといった言語でWindows上で動くアプリを開発する形が主流です。
いずれにしても、自分が就職・転職したい業界のリサーチを十分に行い、各プログラミングスクールが自分の需要を満たしているかどうかをしっかり確認するようにしてください。